令和5年2月10日 (有)村川石材のブログ担当 石屋のおかん です(^-^)/
立春を過ぎ、陽気が待ち遠しい今日この頃・・・(*^^)v
佐賀県唐津市浜玉町と福岡県糸島市二丈の県境
玄海灘の海岸にゴロゴロと石があり、
ちょうど県境のところに大きな石が凄いバランスで重なっています。

今にも落ちそうな絶妙なバランス!!
と、思いきや、
この石、平成14年9月の台風で一度倒壊しています。
この石には、名前があって「包石」(つつみいし)と呼ばれています。
遥か昔、天正16年(1588年)に肥前国と筑前国の境界線を締結した記録にも国境石として
定められています。
日本最初の全国地図を作った伊能忠敬も
福岡から測量しながら ここに来て、
「海辺に包石あり・・・・・」と、記しています。
その後も、境石として目印となっていました。
台風で倒壊したあと、
地域住民の強い要望と募金活動により、浜玉町(当時)と二丈町(当時)が協力して
復元しました。
その復元工事を任されたのが、おかんの会社で、村川石材(佐賀)です。
(平成16年8月 復元工事)


復元工事というのは、なかなか大変な仕事です。
なんせ、この絶妙なバランスで組むのですからねぇ~
筑肥線(福岡から佐賀唐津まで海沿いを走っている電車)で、唐津に戻ってくる人は、
この包石が見えたら、
ああ~戻ってきた~!!
って思うらしいです(*'▽')
因みに、昔の包石は こんな感じでした。

是非、通ったら見てくださいね~(*^_^*)
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- 2023/02/10(金) 11:04:44|
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